2016年12月24日土曜日

映画「NO!」




映画「NO!」のお話です。


以前に紹介したザ・ウォーター・ウォーの主演の一人、
ガエル・ガルシア・ベルナルが印象に残っていたところ、
レンタルで偶然この顔を見つけて、早速借りてきました。




















1988年の南米チリでの実話が元になっている映画です。


1973年にクーデターにより政権を握ったピノチェトは、
議会制民主主義を否定、思想や教育を統制し長期に
渡って軍事独裁を続けました。
      
新自由主義に基づく経済政策を掲げ、当初は成長軌道を
描くかにみえましたが、やがて経済は停滞。その後
新自由主義経済を放棄します。政権末期に一時的に
経済状況は好転するも、全体としてはピノチェト政権下に
おいてチリの国民は困窮を極めました。


そんな中実施された政権への信任投票。
これはピノチェトにとって、国際社会からの批判を
かわすパフォーマンスだったといえます。なにしろ、
独裁下の選挙です。最初から結果が見えています。


「YES(信任)」「NO(不信任)」両陣営のTVコマーシャル
1日15分。さて、どんなCMが?信任投票の結果は?


公式サイト予告動画をぜひご覧ください。



まずなんといっても、ヒゲのスペイン人俳優が
いいですね。凄腕の広告マンですが、なんだか
親しみやすい子煩悩パパっぷりが素敵です。

そしてこのカラー。「刑事コロンボ」みたいな色褪せ。
テクニカラーってやつでしょうか?逆に新鮮です。


ヨタ話はさておいて。


CMの本質をしっかり捉えてるなぁと思います。
世の中の広告ってやつは、ほとんどがこの映画で
「NO陣営」が採用した方法がベースになっている気がします。


小難しい話はナシ。

簡潔なキャッチとイメージで訴える。

みんな忙しいんですから。

複雑な話は誰も聞きません。



「まるでコカコーラのCMじゃないか」 

「政治的主張は裏に」


瞬間的に大きなムーブメントを作る手法としては有効だと
思う反面、それだけでは上手くいかないこともありそうです。
地に足の着いた活動が土台にあってこそ、ではないでしょうか。



もう一つ。この映画をわざわざこのタイミングで取り上げた
のには理由があります。


お隣の各務原市では、市庁舎建て替えの賛否を問う
住民投票実施を求める声が高まり、市民の有志が
約9000筆の署名を集めましたが、先日12月22日、各務原
市議会は住民投票条例の制定を否決しました。


こういう話を聞くと、「NO!」のように、斬新なキャンペーンが
展開されていたら・・・と思ってしまうのです。



他人事ではありませんね、市庁舎建て替え。

岐阜市では来年度建て替え工事着工は決定していますが、
プロポーザルで採用された低層庁舎案から一転、岐阜市が
公開した案は18階建てになるなど、そのプロセスには
常に不透明さがつきまといます。


まずは僕たち市民が関心を持つこと。

でも多くの人を動かすキャンペーンには時として
ユーモアも必要ということでしょうか。





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