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2015年3月15日日曜日

映画『ダムネーション』観てきました





映画『ダムネーション』上映会@ハートフルスクエアGに
参加してきました。


長良川市民学習会さんの主催です。


DAMNATION





古いモノクロの映像が多用されています。
開発の歴史を考える上では価値のある
映像なのだろうと思うわけですが・・・


字幕が見づらい!!


モノクロ画面に字幕というのがこんなにも
見づらいのかと思い知りました。



静止画ならまだいいですが、動画となると
字幕を読むだけで精一杯。


おまけにこの映画、これでもかというくらいに
インタビューやらナレーションやらの音声が
多い。つまり字幕もどんどん出てくる。



集中力続きません(T_T)



市民学習会の主催ということもあって、
会場がちゃんとした劇場ではないことも
ちょっとストレス。後ろのほうの人は字幕が
ほとんど見えていないのでは?とも
思いました。

もう少しだけスクリーンの上のほうを
有効に使っていたらよかったかも知れません。




そんな技術的なことはこれくらいにして。




ダムに切り取り線やクラック(ひび)のアートを
描くことで世間の関心をひきつけるという手法は、
ユニークで興味深いです。

日本では、この映画のようなインパクトのある
ものはないのでは?どなたかご存知の方は
ぜひ教えてください。



いくつかのダムが爆破されるという例も紹介されて
います。しかしそこに至る過程はもうちょっと
深く掘り下げてほしいかなぁ。

ダム撤去計画が持ち上がってから、ダム維持派が
どのような主張をしたのか?撤去派がどう反論
したのか?どのように合意形成に至ったのか?

そういった丁々発止の攻防というか、リアルな
空気感が伝わってこなかったのが残念な点。



評価したい点は、あくまでもその役割を終えた
ダムだけを撤去するべきだという、穏やかな
主張を感じるところ。



ダム撤去により生態系が回復していく様子も
見所です。ダムがなくなると、川はこんな風に
なる、こんなことができるんだという例を挙げて、
「あなたならどんな川にしたいですか?」と
問いかけてくるようです。



あまりたくさん上映会が開催されていない
のが残念ですが、たくさんの方に観てほしい
映画です。




なお、ダムを考える上では『水になった村』も
オススメの映画です。水になった村について
書いた過去のブログ記事はコチラコチラ





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