2016年6月5日日曜日

『フェアトレードのおかしな真実』




久しぶりに書籍紹介です。

















フェアトレードのおかしな真実

著 コナー・ウッドマン  訳 松本 裕
英治出版 2013年


イギリスのジャーナリストが、フェアトレード製品の
購入が本当に生産者のためになっているのか疑問を
持ち、世界各地の現場に行って取材した内容を
まとめた本。ゴム・コーヒー・紅茶・綿・レアメタルなど、
私たちの生活に身近なものが、どこで誰の手によって
生産されているのかが克明に描かれています。


なかなか刺激的なタイトルですが、「フェアトレードは

インチキだ!」みたいな安易な批判ではないと
僕は受け止めました。

もちろん批判的な記述は多々あるのですが、
まだうまく機能していないフェアトレードの仕組みを
淡々と、時に皮肉を交えながら紹介しているような
印象です。


例えばコンゴのスズ鉱山での現状は次のように

書かれています。

「国連が推奨する倫理的禁輸措置は、ただ
ブラックマーケットを生んだだけだった。(中略)
交易所を通過するコルタンやスズの量が1ヶ月
あたり50トンほど減ったが、それは採掘量が
減っているわけではない。」


この本に出てくる様々な事例のように、フェア
トレードにはまだまだ多くの問題点があります。
しかし、だからと言ってフェアトレードは意味が
ないと結論づけるより、これから取り組んでいくべき
課題と捉えるべきでしょう。



フェアトレード関係者にはもちろん、国際的な
取り引きの現場にいる人にも読んでほしい一冊です。



読んでみたい方はお貸しします~(^^)



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