2014年5月22日木曜日

『途上国の人々との話し方』



「この村の一番大きな問題は何ですか。」

「子どもの病気が多いことです。」

「たとえばどんな病気ですか。」

「一番多いのが下痢です。」

「子どもたちが下痢になるのはなぜですか。」

「清潔な飲み水がないからだと思います。」




このようなやり取りを経て出来上がった井戸が、
1年後には壊れて放置されていた。村人たちは
自らメンテナンスをすることもなく、国際協力
団体に再度支援を求めるばかり。これでは自立
できるはずもない。



なぜこんなことになってしまうのか・・・




冒頭の会話は、「途上国の人々との話し方」という本の
序章からの引用です。それに続く事例は、僕が
簡単にまとめました。



この本の著者の一人で高山市の国際協力NGO
ソムニードの創設者である和田信明氏が、職人芸の
ようなインタビューで途上国の人の本音を引き出しながら
活動していました。その様子を目の当たりにしたもう
一人の著者・中田豊一氏が、和田氏の職人芸を体系化し、
両者でこの本にまとめたのです。

この手法を、「メタファシリテーション」といいます。
本のサブタイトルも、「国際協力メタファシリテーションの
手法」です。

メタファシリテーションとは、「対話している自分を
客観的に見るもう一人の自分」を育る方法、とでも
言うのでしょうか。





タイトルや装丁からすると専門書のような
ハードルの高さを感じますが、とても読みやすい
文章です。

国際協力の現場で活動する方はもちろん、
ファシリテーションについて勉強したい方
本当の国際協力とは何なのかを考えて
みたい方、同僚や部下との関係に悩む
サラリーマンなどに、幅広くオススメしたい本です。

みずのわ出版での紹介もあわせてご参照ください。



税込み3780円。高いと感じるか安いと感じるか、
人それぞれですが、僕はお値段以上の・・・

あ、○トリみたいですね(^_^;)




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