「国際協力って、なんだかハードルが高いなぁ・・・」
「優秀で志の高い人しかできないでしょ?私にはムリ!」
「途上国の支援って、本当に効果あるの?」
なんて思ってる方にぜひ読んでほしい本。
南国港町おばちゃん信金
装丁もタイトルも、力の
抜け具合がいいですねぇ
この本は、著者の原康子氏が、インドの港町で
現地のおばちゃんたちと一緒に、おばちゃんたちが
運営する信用金庫を設立する話です。
原氏も認めるとおり、この本は失敗話の
オンパレード。それが岐阜弁に翻訳(?)されて
書かれています。従来の国際協力のイメージを
ぶち壊してくれます。
とても読みやすいです。
お、親方・・・街コンって(^_^;)
*親方は、高山市に本部を置く
NPO法人ムラのミライ(旧ソムニード)の
代表理事・和田信明氏だと思われます。
以下は原氏の言葉の引用。
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「貧しい人々を援助するのだ!」と鼻息荒く
インドに出かけ、10数年。援助プロジェクトに
関わりながら、私が身につけたのは
「援助しない技術」だった。
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やれ寄付だ、施設の建設だと、支援する側の
考えを押し付けがちなのがこれまでの支援。
そういった支援がどんな結果を生んできたのか。
以前のブログ記事で少しだけ触れていますので
ぜひご一読ください。
そういった反省から生まれたのが、この
援助しない技術。
じゃあ何をするのか?
現地の人々の気付きを促すのです。
地道で根気の要る作業だったことと
思います。華々しいイメージはまったく
ありません。
どうでしょう、ハードルは下がったでしょうか、
それとも上がったでしょうか。
この本を読んでいただき、本当に意味のある
国際協力について考えていただく機会に
なれば幸いです。
おばちゃん信金もとまり木ライブラリに
追加しました。ご希望の方にはいつでも
お貸しします(^^)
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なりわいと手仕事の雑貨店 とまり木
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