先日、ぎふアジア映画祭というイベントである映画を
観てきました。その映画の話はまた別の機会に。
今回は、その映画祭で上映してたけど観られずに、
運よくレンタルで見つけて借りた映画の話です。
ボーダレス ぼくの船の国境線
公式サイト↓
http://border-less-2015.com/

*リンク先、音が出ます。ご注意ください。
ある国境の川に浮かぶ廃船で一人で暮らす少年。
川で獲れる魚を売って生活している。
ある日、闖入者が。言葉が通じず、お互いに警戒しながら
過ごすが、あることをきっかけに心を通わせる。
そんな中、また別の訪問者がやってきて・・・
この少年と闖入者の演技がいいですね。何より
眼力がすごいもの。台詞や音楽の少なさも、この
演技をうまい具合に際立たせています。
正直、最後の訪問者の演技はいま一つですが(^_^;)
この映画では具体的な場所の設定は最後まで明らか
されません。登場人物の台詞から推定できるだけです。
多分それがこの映画の狙いでもあって、観客は自分の
置かれた状況に想いをめぐらせるのです。
ちょっとだけネタばれですが、具体的な設定は
イラン・イラクの国境だと思われます。そして
最後の訪問者は(脱走した?)米兵。
国境ってなんだろう?
他人ってなんだろう?
分かり合えるってどういうことだろう?
この映画は、僕たちの心の中に鮮やかに、そして
抉るように問いかけてきます。
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