実質的にお盆明け初めての記事は、お堅いテーマ。
とはいってもお堅いことをどれだけ分かりやすく
書くか?というのも大きなテーマですので、
どうぞお付き合いください。
今回は戦後賠償とODAについて書きます。
「なあ、日本から賠償でむしりとってやろうか?
二度と大東亜戦争なんぞトンデモナイことを
しでかさないように、コテンパンにたたきのめ
そうぜ!」
「しかしなぁ、東アジア情勢から見ると、日本に
西側陣営の防波堤として役割を果たしてもらった
ほうが俺たちに好都合なんじゃね?」
のっけから「?」となるかもしれませんが、
第二次大戦後の連合国側の思惑を、会話に
したものです。
ポツダム宣言の受諾後、連合国側、とりわけ
アメリカの内部で上記のような意見が交わされ
たといいます。
1948年に大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が、
1949年に中華人民共和国がそれぞれ成立し、
東アジア情勢が緊迫してきた時期。
日本への賠償は、アメリカの思惑によって
軽減されようとしていました。
東南アジアの国々は当然不満です。
「何で日本にそんなに甘いんだよ~!
日本軍に蹂躙された俺たちの立場も
考えてくれよ!!(憤怒)」
そんな声も、アメリカはお構いなし。
「でもさぁ、日本は今食べていくための食料も
自分で生産する力がなくて輸入しちゃってて、
その代金は俺たちが払ってるんだよね。ま、
それは占領した立場の義務として仕方
ないとは思うけど、この先ずっと日本の面倒を
見れるわけないんだ。
だから、日本に経済的に早く自立してもらい
たいんだよね。」
*このシリーズの記事は、以下の2つの書籍の
内容を参考にしています。
徹底検証 ニッポンのODA 村井吉敬編著
日本人の暮らしのためだったODA 福家洋介・藤林泰編著
まだ全部読んでません(^_^;)が、とりあえず見切り
発車で書いてます。
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